という話。
さあ、積載車は一体いつ来るのか、もし来なかったら野宿なのか? 果報は寝て待てでもし寝たまま朝を迎えたらそれは果報なのか?(どういうこと) そんな感じでロープで引っ張って貰ってトンネルから出たらひらすら待ちます。 待ちますと言ってもまあ1時間くらいって事なので途方に暮れる感じではないけれど、なんせ携帯の電波が届かないエリアなので、手違いがあった時のリカバリーが謎過ぎて謎。 そんな中、下界から観光バスがやってくるように。 そうか、金曜日の晩に向けて泊まろうって訳だな。 それに合わせてトンネルの向こうからトラックがやってきて、観光バスからの荷物を載せ替えとお客さんの載せ替えを行う訳です。 ツアーバスとかで来ると、このパターンになるのですね。 インターネッツに書いてあったのはこれの事か。 そんな感じで何台かの観光バスやミニバスを見送っていると、ようやくお待ちかねの積載車が搭乗。 うむ、レッカー屋さんを手配した後にロープを買いに行ったりした後、ロープで牽引開始してから約2時間。 ありがたやありがたや。 あっという間に手際良く積載完了。 レッカー代いくらだったっけな、忘れてしまったけど妥当な金額だったという記憶。 最初はVWディーラーの工場に持って行くのがいいだろうからそっちから手配だとか保険の付帯サービスでレッカー無いのかとか、地元でお世話になっているVWディーラーのお姉さん(英語&日本語少し)ともメッセージでやり取りしつつの最終的に先ずは日が落ちる前に取り敢えずレッカーで町まで運ぼうよという流れになった訳で。 なるほどね、これが正規ルートなのか。(笑) 正規ルートと言ってもずっと石畳のガタガタ道。 かなり踏み固められた石畳なので、振動でピラーに頭ぶつける程ではない。 ただしスピードは出せない。 暫く降りると所謂ふもとの町があり、その脇には小規模ながら露天掘りの跡。(と、レッカーのおっちゃんが言ってた) この町にも古い教会なんかがあったりして、ドローンを飛ばしに行く予定だったのだけど、今回は泣く泣くパス。 石畳の道は麓の町までかと思いきや、まだまだ続いてガタゴトガタゴトとスピードも出ない。 成る程、これでちょっと余計に時間が掛かる訳ね。 で、ガタゴトのんびりなのでちょっと止まってもらってテキーラの材料となるアガベ(竜舌蘭)の一生を写真に収めたりも出来る訳で。 そうこうしていると夕日のお時間。 日没は20時頃。 車を積んで更にスピードダウンして(くれて)いるので、2時間掛けてようやくアスファルトの道路に戻ってきました。 自動車工場がある最寄りの町まで残り30分程。 すっかり日も暮れていい感じになってきましたよ。 つづく…
by bananaoka
| 2019-09-10 00:00
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