という話。
土曜日は昼過ぎから仕事という事で、St. Jacobsの街へ。 昼御飯は100mあるかどうかのメインストリート沿いに並ぶ商店の中のパン屋さんで... 揚げパンとスープでサラリと完了。 お店の奥に厨房があり、まさに出来たて。 Eat in半分、Take out半分といった感じで大盛況。 その後は、色々お土産物屋さんもあるのだけどそこは後に置いといて、先日行けなかった鉄道関係の展示のある施設へin。 この施設、使われなくなったサイロが再利用されていて、下半分はサイロの円形部分を有効に使い階段や床(天井)を設置してあり、迷路のようになっていて面白い。 その部分(下半分)は地元の作家のギャラリー兼店舗になっていて撮影不可なので写真はありませんが、多層構造の土壁の秘密基地と思って頂ければそれが正解。 ともかくワクワクする構造でした。 と、下半分の秘密基地部分を抜けると、お待たせしました鉄道コーナー。 先ず目に入るのは、日本でお馴染みNゲージ,欧米で主流のHOゲージ,そしてOゲージと、スケールによる大きさやディテールの違いが分かる展示。 その奥には工房があり、製作途中のジオラマや工作台が所狭しと並んでいる訳で。 うーむ、ここに住んで心行くまま何か作ってみたい。 更に進むと、蒸気機関車の透過図そして旅客鉄道黄金時代のパンフレットや記念品の展示。 自動車産業が旅客鉄道をほぼ完全に駆逐してしまうまでは豪華な長距離旅客鉄道が全米を走っていたのですよね~。 恐るべし、自動車産業。 と、感慨に耽っていると目に入るのが巨大な鉄道ジオラマが出現。 奥行きも凄い!(6~7mくらい) 作りかけの厩舎、コンクリパッチの道路... 凄い完成度だ。 因みに、St. Jacobsの街をスケールダウンして再現してあり、写真右下のホテルは、先日晩御飯を食べたBenjamin's Restrant&INNで、その上に見えるサイロは今居る場所。 この写真の2本の鉄橋も現実と同じ。(手前の鉄橋はコンクリ橋に掛け換わっていますが) いいなあこれ、素晴らしいなあ。 製作期間は如何ほどだったのだろう。 と、感動していると、餘部橋梁を彷彿とさせる鉄橋を駆け抜ける鉄道模型を流し撮りせずにはいられなくなってくる訳で。 こうして写真にしてそれを遠目に見ると本物と区別が付かない... そんな鉄道ジオラマの一部はカットモデルになっていて建物の内部まで作り込まれているという素晴らしさ。 レジの前のマガジンラックに入って力なく曲がった雑誌やら中二階の事務所兼倉庫やら、なんなんだこの完成度は! 鉄道ジオラマの向かいの壁には、今は走らせていない貨車の模型が勢揃い。 施設内には管理者らしき人が誰も居なかったので話が聞けなかったのだけど、誰がどうやって維持管理しているのだろう?と思いつつ、入り口にあった募金箱に敬意の気持ちを投入して見学終了。 鉄道関連の展示の下は、この地方で行われている良質なメープルシロップの採取から精製の方法が紹介されている展示が行われていて、学芸員のお爺さんがとても優しい口調で見学者とお喋りしてしました。 数分間のビデオによる紹介も。 お楽しみの道具コーナーには、メープルの木に打ち込む採取用の器具の一覧が。 今でもこの地方では昔からの伝統的な手法でのメープルシロップの生産を行っており、その季節になると、その行程を見学出来るツアーもあるそうです。 と、ここでタイムアップ。 St. Jacobsの他のお店や施設には全然行けなかったけれど、また機会があるだろうという事で仕事に出発した訳であります。
by bananaoka
| 2013-11-08 00:00
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