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2008年 09月 05日
ギョレメパノラマ
 
という話。

※8月29日序盤の日記です。
8月28日~29日朝の日記はこちら。


ギョレメへ到着し、目玉焼き付きのステキ朝食を頂き一旦落ち着いた所で、ペンションから徒歩で行けるYUKIEさんオススメのギョレメパノラマへ向かいます。


15分程歩いて到着した高台...
これは凄い展望!


ぐるっと360度の大パノラマです。
遠~くまで一望!
日本で言う黄砂のような天候で遠くが霞んで見えるのがもの凄く残念。
それでも凄い。


更に小道を歩いて付近をぐるりと回ります。


YUKIEさんお気に入りの鉛筆岩地帯。


地面から真っ直ぐに巨大な岩がドンドンドンと伸びています。


そんなギョレメパノラマの近くにはぶどう畑が多く、激しく乾燥した地帯ながらも元気に実っているぶどう達が。
遥か昔からワインの生産が行われていた(世界で初めてワインが作られたとも)この土地で今でもしっかりとぶどうが作られているのですね。


カッパドキア地方にある岩には人工的に加工された跡のある物も多く、ワインの材料であるぶどうや完成したワインの貯蔵庫になったり、その他倉庫や家屋として使用されていました。(もちろん現在も利用されている場所も多数存在,ホテルやペンションとしての利用も有名ですネ)


ギョレメパノラマの後はYUKIEさん宅へ行きチョイと休憩。
セタちゃんとご対面です~。
人懐っこくておりこうさんなゴールデンレトリバー。
ひとしきり撫で回して遊びます。


休憩の後は、車に乗り込みギョレメ周辺探索です。
途中、大型の道路建設工事現場へ。
こうやってどんどん太い道路が作られているのですね。
他の旅の途中でも道路の幅広化やバイパス路線の建設現場に多数遭遇しました。


暫く進みオルタヒサルの要塞の横を通過、その後到着した高台からは通過して来たオルタヒサルが一望出来ます。
遥かウチヒサルの要塞が見えると言うオルタヒサルの要塞は現在登る事が禁止されているらしく残念。
ウチヒサルとオルタヒサルは地下で繋がっている...なんて話もあって大好きなんですよね、この2つ。
2年前にはオルタヒサルは遠くから見ただけだったので今回ので大満足!
自然の岩を使った要塞、何とも言えない迫力です。


そんなオルタヒサルの街並みを左に移動して行くと...
谷に続く斜面にも構造物が点在です。


そしてこれが今回のカッパドキアスペシャルツアーで大活躍の本気仕様ランドローバー。
軍用車の払い下げと言うから本気仕様中の本気仕様。
頼もしいったらありゃしない。


丘を越え、谷を走り、道無き道...はさすがの本気仕様ランドローバーもUターンし...(笑)


車1台分の荒れた道をガンガン走ります。
冬に来てスタックした(夏は40℃にもなろうかというカッパドキア地方だけど冬は雪が降る)事があると言う荒れた道も、夏は少しの湧き水が残るのみ。
ガンガン進みます。
全開に開かれた窓からは両脇に茂る木々達がワシャワシャ侵入!
気分はサファリツアーです。


暫く進み、ムスタファパシャという20世紀初頭までギリシア人が生活していた街へ。
今現在は同じくギリシアに居た(オスマン時代にギリシアに住んでいた)トルコ人との住民交換によりトルコ人が住む街だけど、当時のギリシア様式の建造物が多数です。
前に見えているのは水道橋。


右の岩の家の黒くなった部分は煤(すす)で汚れた跡ですかね。
きっと、台所の排煙部なのでしょう。
そんな街を抜け、ヒッソリとした教会へ向かいます。


通りから少し奥まった所に入り口を持つ教会。
内部はヒンヤリとしていて案外広い。


天井には壁画(フレスコ画ではなく油絵との事)の一部が残っており、12使徒やキリストの姿が描かれていました。
※と言っても完全な状態では無く、時代の流れで色彩は失われている。
※肉眼では黒い煤に見えたが、カメラで撮影すると、僅かに色彩が現れました。


そんな教会郡を後にし“カッパドキアと言えば”なパジャパーへ向かいます。
by bananaoka | 2008-09-05 00:00 | Comments(0)
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