という話。
現代のように自動車社会では無い少し前の時代、長距離を移動する人々の殆どは列車を使っていました。 そうして栄えた鉄道網も、ある時代において必要性を失い廃線となり、付随していた駅舎も不要の物となってゆく事に... そんな捨て去られた駅舎が、デトロイトの街にも。 その駅舎の名前は、『デトロイト中央駅』。 カナダとの国境を持つミシガン州デトロイト市の巨大ターミナル。 廃墟となった今も、その巨大な佇まいが遠くからもハッキリと分ります。 迷う必要無しの圧倒的な存在感。 正面から一枚。 分厚い壁の重厚感。 位置的に思いっ切り逆光になってしまうのが残念。 雲が出てきたのも残念だけどそう言ってられません。 3つの大きな入口が、ここから各方面へ旅立つ人々を飲み込んでいたようです。 周囲を囲うフェンスには南京錠。 鍵を外せるという事は、何がしかで入る事があると言う事か。 ホーム側の正面。 各方面からデトロイトへ到着した人が始めて見ていたであろう景色。 駅正面に公園の跡がある以外、周囲に建物の形跡も無く、閑散としています。 土地が広いので、駅が機能していた当時もそのような風景だったのかもしれない。 低いホームの下には、ほんの一部だけレールが残されていました。 右隣の建物も廃墟。 ヨーロッパの駅っぽい大きな屋根。 列車を待つ人々がこの下で旅行鞄に腰掛けたりベンチで話したりしていたのか... ビル部分の窓は窓枠を残したり失ったり割れたガラスを少しだけ付けていたり... 危険!危ない! 駅舎の横のこのスペースは? 車寄せ? 一部掘り下げられた地下も。 ガラスを失った窓からは中の様子が少しだけ見れましたが、手持ちのレンズでは良く伝わらない写真にしかならず... 金網越しに撮ってみた景色もボツ写真で御座いますメソメソ。 役目を終えた駅の周りには何も無く、人も誰もおらず、市内ツアー用のチャーターミニバスが一台駅の前をゆっくりと止まる事すらなく通り過ぎただけ。 一時の繁栄の様子を知らないまでも、映画等で観る欧米の巨大ターミナルから想像し、その時と、今の、管理されているのか時に任せて放置されているのかすら分らない状況の落差の激しさは物凄い物なんじゃないか?と。 一周ぐるりと見回りながら、寂しさというか何と言うか、複雑な気持ちでしたね。 ま、廃墟ってのはどこもそんな感じなのですが。 と、そんな感じでぐるりとフェンス越しにミシガン中央駅を眺め終わり、あと少しだけとなったデトロイト市内散策の時間を過ごします。 ※ いつまで書いんだって感じですが、もう暫くのお付き合いよろしくお願い致します! ※ デトロイト情報を提供して頂いた歳三先生には感謝感謝で御座います! これがなかったら、この日記は無かった!というアレですのですのです!
by bananaoka
| 2010-02-08 12:36
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